ミニマルなデザインと静電容量無接点方式スイッチ採用で非常に人気の高い「Happy Hacking Keybord」。
- Youtuber達がこぞってHHKBの英字配列を紹介していて気になる…
- ファンクションキーが無いけど使いこなせるか不安…
- 「打鍵感が〜」って、ちょっと何言ってるんですかね…
高級キーボードを購入対象とした時に、高確率で候補に上がってくるHHKBですが、ミニマルなデザインやキー配置によって購入しても使いこなせるか不安になる人も多いと思います。
私も最初にREALFORCEとHHKBで迷った時に、正統派なキー配置になっているREALFORCE R3を選びました。
REALFORCE R3を終のキーボードと決めて約2年愛用していた私が、とある事情からHHKBを購入して半年間毎日使用したレビューです。
HHKBを何十年も使い続けている人に比べたらミジンコみたいな経歴ですが、使用用途は仕事でプログラミングとこのブログ執筆ぐらいで一般的な使い方をしているので参考になる方も多いかと思います。
結論
やっぱりファンクションキーやDeleteキーは独立キーが良い!REALFORCE RC1に乗り換えよう!!
HHKB Professional Type-S 日本語配列のスペック

私の使用しているモデルは、「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列 墨」です。
キー配列・キー数 | 日本語配列 69キー |
キースイッチ | 静電容量無接点方式 |
キー押下圧 | 45g |
キーストローク | 3.8mm |
インタフェース | Bluetooth 4.2 、USB Type-C |
電源 | 単3乾電池×2本、USBコネクターからの給電 |
サイズ | 幅294mm × 奥行120mm × 高さ40mm |
重量 | 550g(電池含まず) |
互換性 | Windows、macOS、Android、iOS、iPadOS |
HHKB Professional Type-Sのデザインや機能について
HHKB Professional HYBRID Type-Sには、英語配列、日本語配列の二種類があり、それぞれの配列に「墨、白、雪」のカラー展開されています。
また、無刻印モデルという、キーキャップに文字が印字されてないモデルも存在します。
今回は、私が使用している日本語配列の墨モデルをメインに説明します。
コンパクトでミニマルなデザイン

テンキー、ファンクションキー、矢印キー、Deleteキー、Homeキーなど不要なキーを省くことで、非常にコンパクトなデザインを実現しています。
一般的なテンキーレスやフルサイズのキーボードに比べ、デスク上での占有面積をかなり削減できます。
また、約600gの軽量設計により、持ち運びが非常に楽です。自宅はもちろん、会社や外出先など、どこでも快適に使用可能。
さらに、幅が13インチのノートパソコンとほぼ同じため、狭い作業スペースではノートパソコンの上に置いて使用することも可能です。
加えて、無刻印モデルはキーキャップに刻印がないため、シンプルで余計な視覚ノイズがなく、非常にミニマルがデザイン。
ホームポジションからの移動が少ない理想的なキー配列

HHKBの特徴は、何と言ってもControlキーの配置にあります。
ControlキーがAキーのすぐ隣に配置されているため、ホームポジションから小指をわずかに動かすだけで押すことができ、ショートカット操作が非常にスムーズ。
ファンクションキーやDeleteキーなどの独立キーがない部分は、Fnキーと他のキーの同時押し対応しています。
この設計により、Controlキー、Fnキーとのコンビネーションによるショートカット操作が可能となり、ホームポジションから手を大きく離さずに多彩な操作を迅速に行うことが可能に。
静電容量無接点方式キースイッチ

静電容量無接点方式は、キーを押すと発生する静電容量の変化を利用して入力を検知する技術です。
内部のコンデンサの静電容量が変わると、センサーがその変化を捉え、キー入力として認識。
そのため、キーが底打ちする前に反応し、軽いタッチでも正確な操作が可能です。
さらに、この方式は物理的な接点を持たないため摩耗が少なく、非常に高い耐久性を実現。
高耐久性と快適な打鍵感を兼ね備えているため、長時間のタイピングでもストレスなく使用できるのが大きな魅力です。
Bluetooth接続とUSB接続の両方に対応

HHKB Professional HYBRID Type-Sは、Bluetooth接続とUSB接続の両方に対応しており、さまざまな使用シーンに柔軟に対応できます。
Bluetooth接続では、最大4台までのデバイスとペアリング可能なため、パソコン、スマートフォン、タブレットなど複数のデバイス間で簡単に切り替えが可能。
また、ケーブルが不要なため、デバイスの配置や取り回しを気にせず快適に利用できるのも大きなメリットです。
一方、USB接続ではUSBケーブルから給電されるため、電池切れや通信の不安定さを気にすることなく、安定した使用が可能。
さらに、Bluetooth接続時でもUSB給電が可能なため、ワイヤレスの自由度と安定した電源供給を両方を実現できます。
HHKB Professional Type-Sの良い点
HHKB Professional Type-Sの良い点
- コンパクト
- Controlキーの配置
- 乾電池駆動
コンパクト

以前使用していたREALFORCE R3は、気持ちいい打鍵感と高い耐久性を兼ね備えたキーボードでしたが、その大きさと重さが出社時の持ち運びに大きな負担となっていました。
出社の回数が増えるにつれて、より携帯性に優れたキーボードが必要だと感じ、HHKB Professional HYBRID Type-sの購入を決断。
HHKBはシンプルでミニマルなデザインが特徴で、コンパクトなため通勤時の負担が軽減されるだけでなく、自宅のデスク上でもキーボードの専有面積が大幅に削減されました。
その結果、空いたスペースにiPadやマイクなどを置くことができ、作業環境の自由度が広がったのです。

小さいのは正義!
このおかげで、快適なワークスペースが実現し、仕事をしながらPrimeVideoを見れるようになりました。 作業効率が向上しました。
Controlキーの配置

これまで使用していたキーボードの従来のControlキー配置には、特に不満は感じていませんでした。
しかし、HHKB のControlキー配置はそれとは一線を画しており、ホームポジションから小指をわずかに動かすだけで直感的に操作できるように工夫されています。
購入前はその独自性に多少の不安を覚えましたが、実際に使ってみると、その快適な操作性と効率性に驚かされました。
タイピング時の手の移動が最小限に抑えられるため、作業効率が格段に向上した気がします。
あまりの使い心地の良さに、REALFORCE R3のControlキー配置も、HHKBと同様のレイアウトにカスタマイズしてしまいました。
HHKBのControlキー配置は、日常のタイピング作業において非常に大きなメリットをもたらしています。
乾電池駆動

HHKB Professional HYBRID Type-Sは、単3乾電池で駆動するため、充電式キーボードと比べてバッテリー劣化の心配がありません。
充電式の場合、繰り返しの充電により電池性能が徐々に低下するリスクがありますが、乾電池であれば新品に交換するだけで常に安定した動作が保証されます。
さらに、HHKB自体の耐久性が非常に高く、長い年月使用できることを考えると、劣化が避けられない充電式バッテリーよりも、交換が容易な乾電池式の方が理想的。
予備の乾電池を常備すれば、突然の電池切れでも、すぐに乾電池を交換するだけで即座に使用再開できるので、作業効率の維持にも役立ちます。
さらに、エネループなどの充電式電池も使用できるため、エコで経済的な運用も可能。
また、個人的な感覚にはなってしまいますが、REALFORCE R3に比べて電池持ちがいいような気がします。
おそらく、HHKBの方がREALFORCE R3 テンキーレスよりキー数が少ないので電力消費量が少ないのだと思います。
HHKB Professional Type-Sの悪い点
HHKB Professional Type-Sの悪い点
- ファンクションキー、Deleteキーが無い
- 墨モデルのキーキャップ刻印が見えにくい
- キーマッピングの自由度が低い
ファンクションキー、Deleteキーが無い

HHKBの独自のレイアウトは、従来のフルサイズやテンキーレスのキーボードに慣れ親しんだユーザーにとっては、初めは操作方法に戸惑いを感じるでしょう。
作業をしている中で、ファンクションキーやDeleteキーの素早い入力が求められることもあるでしょう。その時に、Fnキーとの組み合わせで入力する必要があるため、慣れるまでは操作効率が低下する可能性があります。
実際、HHKB導入当初は、Fnキーと他のキーを同時に押す操作は、頻繁に誤入力や操作ミスが発生していました。
しかし、操作に慣れてしまえば、不要なキーが排除されたことで無駄な操作が減り、結果的に作業効率が向上することもあります。
初期の学習コストをかけてHHKBの世界観にドップリ浸かるのであれば問題ありませんが、学習コストをかけず標準的なキー配置で汎用性を維持したい方はHHKBを選ばない方が良いでしょう。
墨モデルのキーキャップ刻印が見えにくい

HHKBのキーキャップ刻印に使用されている昇華印刷は、墨モデルと組み合わさると非常に刻印が見えにくくなります。
昇華印刷とは、特殊なインクを熱と圧力で気化させ、キーキャップ内部に染み込ませる技術で、長期間にわたって色褪せにくく耐久性に優れているというのが最大のメリット。
しかし、墨モデルでは、印刷された刻印が微妙な濃淡になっているため、薄暗い環境下や光の反射具合によっては、非常に文字が見えにくくなります。
なお、墨モデル以外のカラーに関しては、昇華印刷の高耐久なメリットのみを享受できます。墨モデルだけのデメリットです。
私はあまりにも一番上の行が見づらかったので、その行を雪モデルのキーキャップに変更して快適になりました。
キーマッピングの自由度が低い

HHKB Professionalは、REALFORCE R3に比べてキーマッピングの自由度が低いです。
HHKBは、「通常モード」と「Fnキー同時押しモード」の2レイヤー分のキーマップしかないので、カスタマイズできる範囲が限定的です。
しかし、単純に約60キー × 2レイヤーなので、設定できるキー数は120キーあるので、フルサイズぐらいのキー数確保は余裕。
効率を追求するプログラマやクリエイターにとっては、ショートカットやマクロの登録ができないのが大きなデメリットです。
でも、よく考えてください。
あなたは効率厨ですか? 違いますよね?
普通にキーボードの入力をするだけの一般人なら、一切気にする必要ありません。
HHKB Professional Type-Sをオススメする人

HHKBは以下のような人にオススメできると思います。
- コンパクトでミニマルなキーボードが欲しい人
- ノートPCの上に外付けキーボードを置いて使いたい人
- 導入初期の操作に慣れるまでの期間や使いやすいキーマッピングの追求が苦じゃない人
- 静電容量無接点方式の打鍵感を愛してやまない人
- ハッピーハッキングしたい人
HHKBは非常にコンパクトなので、自宅でも職場でもカフェでも何処へでも持っていき、常に同じキーボードを使うことができます。
コンパクトさを求めていて、導入初期に多少の学習コストを払うことやキーマッピングの追求などを行うのが苦じゃない人には非常にオススメです。
HHKB Professional Type-Sレビューまとめ

HHKB Professionalは、使うものを選ぶキーボードだ。
導入初期は、一般的なキーボードとの違いに非常に苦戦することだろう。
しかし、操作に慣れ自分好みのキーマッピングを追求し、長年使い続けて自分の身体の一部と言えるほどになった頃には、「HHKBは大切な、生涯使えるインタフェース」と思えるでしょう。

正直に言おう、俺はその領域に到達できなかった!
キーボードは、パソコンの操作を行う上で大事なインタフェースです。
私の個人的な感覚では、ファンクションキーやDeleteキーは独立していた方が使いやすいと思いました。
ファンクションキーやDeleteキーが独立キーとして存在するうえで、音量調整やミュートなどの頻繁には使用しない機能は複数キーの組み合わせで操作することは良いと思います。
HHKBの強みは、非常にコンパクトなサイズに静電容量無接点方式スイッチを採用している点でしょう。
長年使い続ける予定だからキー操作に慣れるまでコスト限りなく小さくなると考えるのであれば、終のキーボードとしてHHKBは非常にオススメのキーボードと言えます。
しかし、ただ単にコンパクトなキーボードが欲しいのであれば、HHKBよりREALFORCE RC1やLogicool MX KEYS miniなどのコンパクトキーボードの選択肢は他にもあります。