骨伝導イヤホンメーカーとして有名なShokz(旧AfterShokz)のエントリーモデルである「OpenMove」。骨伝導イヤホンを謳いつつも骨伝導になっていないイヤホンが溢れる中、安心のメーカーからリリースされている高コスパエントリーモデルです。
ShokzのOpenMoveを導入して、今すぐオープンイヤーの快適な視聴環境を手に入れましょう!
Shokz OpenMove のスペック
Shokz OpenMove スペック
- 最大駆動時間6時間
- 充電時間は2時間、急速充電非対応、非接触充電非対応、充電ポートはUSB Type-C
- IP55防水で小雨程度なら耐えられる
- 重量29g (森永製菓のラムネと同じぐらいの重さ)
- マルチペアリング可能
- イコライザーが2種類搭載
エントリーモデルなので、上位機種のOpenRun等と比較すると駆動時間や防水性能が劣ります。重量も3gの差があるので気になる人は気になるかもしれません。
カラーは、黒×グレー、黒×青、白×白、白×ピンクの4種類から選択できます。私が選択したのは黒×グレー。
Shokz OpenMoveの良い点
OpenMoveの良い点
- 耳を塞がないので快適
- 充電はUSB Type-Cなので、ケーブルが増えない
- 耳掛けタイプなので、完全独立タイプに比べて落としにくい
- マルチペアリング可能で複数端末と接続できる
耳を塞がないので快適
カナル型イヤホン、ヘッドホンと違い、耳を塞がないので、耳の中が蒸れることもなく快適です。耳を塞がないので長時間使用による蒸れ等による外耳炎のリスクも軽減できます。
今までは片耳だけイヤホン装着して片耳で音楽聞いて、イヤホン付けてない方で周囲の音を聞いていました。しかし、片耳だけイヤホンを使っていると、耳の聞こえ具合に違和感を感じる様になってしまいました。
骨伝導イヤホンを使用すれば、音楽やYouTubeを聴きながら作業をしている時、周囲の音も聞こえるので子供が泣いたとき等に聞き逃すことなく対応できます。
充電はUSB Type-Cなので、ケーブルが増えない
充電はUSB Type-Cです。特殊なコネクタではなく汎用的なコネクタなので、ケーブルを共通化する事ができます。iPhoneも来年にはUSB Type-C端子が採用される様なので、旅行等で大量のケーブルを持ち歩かなくて良くなりますね。
急速充電や非接触充電には対応していませんが、最大駆動時間6時間なので、ほぼ1日バッテリーがもつと思います。充電時間は2時間なので寝てる間に充電すれば、バッテリー残量は殆ど気にしなくて生活できるでしょう。
耳掛けタイプなので、完全独立タイプに比べて落としにくい
数年前から完全ワイヤレスのイヤホンを使用していましたが、片耳だけ落としてしまって使えなくなってしまった経験があります。2000円程度の安物だったのでダメージは小さかったですが、次のイヤホンを購入するまで音楽の無い生活で辛かったです。
OpenMoveは耳掛けで左右が繋がったタイプなので、ほぼ落とす事はなさそうです。骨伝導の構造上、結構ピッタリと装着されることもあり、外れやすい事もないですし、手が当たって外れちゃう様な事もありません。
万が一落とすことがあっても、サイズが大きいので落とした事に気付くでしょう。左右が繋がっているので、ちょっと外したい時に首に引っ掛けておくこともできるので失くす可能性は限りなく低いです。
マルチペアリング可能で複数端末と接続できる
マルチペアリングに対応していないと、複数台の端末と接続したい時に、いちいち切断したり、接続しなおしたりとちょっと面倒くさいです。
でも、OpenMoveはマルチペアリングに対応しているので、スマホとパソコンの2台にペアリングしておくと、同時に接続してくれます。そして、音が流れている方の音が自動的に流れてくれます。
スマホで音楽聞いてる時に、パソコンでYouTubeを再生してもイヤホンからはスマホの音しか流れませんが、スマホの音楽を停止すると、すぐにパソコンに接続が切り替わりYouTubeの音がイヤホンから流れてきます。切替操作が不要なのは楽です。
Shokz OpenMoveの悪い点
OpenMoveの悪い点
- 締め付けが気になる
- 襟のある服や椅子と干渉することもあって気になる
- 音質にこだわる人にはオススメできない
- 硬いものに触れていると音漏れが気になる
締め付けが気になる
ピッタリとフィットすることで振動を伝える必要があるので、仕方ない部分ではありますが長時間使用で多少の痛みがあります。数時間付けっぱなしみたいな使い方をしない限り問題にはならないです。
装着具合によっては、イヤホンが接触している耳の上側に痛みが出たりします。でも、これは私固有の問題かもしれません。
襟のある服や椅子と干渉することもあって気になる
襟のある服を着ている時にちょっと上を向くと後ろのバンド部分が襟に干渉して気になります。目薬をさしたいと思って上を向くとバンドが襟に接触。
また、椅子に座っている時に椅子に寄り掛かると後ろのバンドが当たってしまいます。椅子に全てを預けてユッタリ音楽鑑賞には向きません。
音質にこだわる人にはオススメできない
作業中にYouTubeのながら聞きをしたり、音楽をBGM程度に聞いたりする程度の用途なので、音質は語れません。
音質に拘りたい人は、もっともっとお金を投入しましょう。エントリーモデルに高音質を求めてはいけません。
硬いものに触れていると音漏れが気になる
骨伝導イヤホンは振動することで音を伝えているので、硬いものと触れていると触れているものがスピーカーの様な効果を発揮してしまいます。音量を下げていて音漏れしていない状態でも、金属等の硬いものに触れると音が大きく聞こえます。
視聴中に机等に置く場合は、気を付けた方がいいかもしれません。周りに聞かれたくない内容が机を伝って増幅されて聞かれてしまうかもしれないので注意。
骨伝導イヤホンでイヤホン難聴の対策する
イヤホン難聴とは、イヤホンで大きな音を聞き続ける事で起こる
内耳の蝸牛(かぎゅう)という器官にある「有毛細胞」が振動を電気信号に変換して脳に伝えて音として認識されます。この有毛細胞が大きな音に長時間さらされると傷つき、壊れてしまい難聴が起こります。
じわじわと症状が進行していくので、少しずつ聞こえにくくなっていきます。少しずつ悪化するので気付きにくく、重症化してしまうと聴力の回復が難しくなります。
イヤホン難聴を防ぐ方法
以下の方法でイヤホン難聴を防ぐことができます。
イヤホン難聴にならないために
- 音量を下げる
- 長時間連続しての使用をせず、休憩を挟む様にする
- ノイズキャンセリングイヤホンを使用する
ノイズキャンセリングイヤホンは、周囲の騒音を消すことができるので、音量を下げても聞き取れるようになるので、オススメです。ただし、ノイズキャンセリングイヤホンを使用しても音量を上げてしまったら無意味。
骨伝導イヤホンでも大きな音で使用し続ければイヤホン難聴になる
骨伝導イヤホンも内耳の蝸牛を通して音が脳に伝わるので、大きな音で使用し続ければ有毛細胞がダメージを受けてしまいます。骨伝導イヤホンだからイヤホン難聴になるリスクを軽減できるという医学的なエビデンスは見つけられていません。
ただし、骨伝導イヤホンはノイズキャンセリング機能の無いイヤホンに比べて、比較的音量を下げても聞ける構造なので、イヤホン難聴対策にオススメです。
まとめ
Shokz OpenMoveの最大のメリットは、耳を塞がない事による快適さです。耳に挿入するタイプのイヤホンでは味わえないオープンイヤーの快適さは、一度体験してみることをオススメします。