【DELL G3223Q レビュー】趣味も仕事も365日活躍する4Kゲーミングモニター

「ゲームの世界を、よりリアルに、より鮮やかに。」そんな願いを叶えてくれる【DELL G3223Q】
32インチ4Kゲーミングモニターで、リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms、さらにDisplayHDR 600対応と求める機能が全部詰まって
仕事にも趣味にもオールラウンド対応できるモニターです。

仕事とゲームを両立したい方は、迷う必要はありません。絶対満足できるでしょう。

DELL G3223Q 製品仕様

仕様詳細
スクリーンサイズ32インチ
解像度4K(3840 x 2160ピクセル)
HDRVESA DisplayHDR 600対応
リフレッシュレート144Hz
レスポンスタイム1ms
パネル種類IPS
色対応1.07億色
輝度最大600 cd/m²
コントラスト比1000:1
視野角水平/垂直 178°
接続ポートHDMI、DisplayPort
VESA マウント対応有り
サイズ (WxDxH)713.38mm x 296.67mm x 467.14mm
重量6.9kg

DELL G3223Q デザイン

上左右の三辺はベゼルレスとなってます。ただし、非表示領域が7~8mmぐらいあります。モニターライトを設置する場合は、モニターに引っ掛けるツメの部分が7mm以下のものだと邪魔にならないです。

モニター裏側は青色LEDが点灯して、ゲーミング感を発揮しています。とりあえず、何でもLEDで光らせたらゲーミングを名乗れるんですかね。でも、G3223Qは光ってるからゲーミングを名乗っているわけではないレベルのゲーミングモニターなので安心してください。

ほのかに青く光るLEDがゲーミング感をぶち上げるぜ!

画面下部にUSBポートとイヤホンジャックがあります。モニター前面から簡単に抜き差しを行える様に設計されています。HDMIやDisplayPort、電源コネクタも全て下向きになっています。

設定変更は、モニター裏側のスティックとボタンで操作します。モニター画面を見ながら、モニターの後ろ側に手を回して操作することになるので、結構疲れます。しかも、操作し辛いです。

スタンドは箱から一度も出していないです。

DELL G3223Q 良い点

良い点

  • 32インチ、解像度4Kで複数画面作業が可能
  • PlayStation5の性能が発揮できるスペック
  • 4Kゲーミングとしては最高のコスパ

32インチ、解像度4Kで複数画面作業が可能

G3223Q購入前は、25インチのフルHDモニターとノートPCのデュアルディスプレイ構成でした。しかし、フルHDモニターで複数の画面を開いて作業するのは難しかったです。

G3223Qに買い換えてからは、1台のモニターで複数の画面を開けるので作業が格段に楽になりました。

仕事中は、開発用アプリを複数並べて表示したり、画面半分で開発しながら残りの半分で調べものしたりしています。プログラミング中や動作確認中は、複数の画面を頻繁に開くので、1台のモニターで全てを表示できるのは非常に快適です。

沢山のウインドウに囲まれて、僕は幸せだよ

また、ブログを書く際も、以前はノートPCで情報を表示し、外部モニターでWordPressを表示してブログ執筆してましたが、現在は、画面左側にWordPressを開き、右側を上下に分割して情報表示しています。

ノートPCとフルHDモニターのデュアルディスプレイ構成に比べて、圧倒的に視線の移動が減りました。

現在もノートPCの画面は表示していますが、メールやチャット等の頻繁に見ないものを配置しています。

PlayStation5の性能が発揮できるスペック

「HDMI2.1入力対応、4K解像度、リフレッシュレート144Hz」の特徴を持つG3223Qは、HDMI2.1を使用することで4Kで120Hzの出力が可能なPlayStation5の性能を十分に引き出すことができるモニターです

レースゲーム、RPG、アクションぐらいしかゲームをやらないのですが、32インチ、IPSパネル、DisplayHDR600、4K解像度のおかげで、同じゲームをプレイしていても以前のモニターとは比べ物にならない程の、迫力や奥行感を味わえます。

前のモニターから交換した時は、色味の違いに驚きました。

ゲーミングPCで、4K解像度とリフレッシュレート144Hzを同時に維持するにはハイエンドなグラフィックカードが必要になるので、フレームレートより解像度を優先するのであればG3223Qは選択肢に入ると思います。

しかし、解像度よりもフレームレートを優先する場合は、G3223Qは選択肢から外す事をオススメします。

4Kゲーミングとしては最高のコスパ

HDMI2.1対応、4K解像度、リフレッシュレート144Hz、そして32インチのIPSパネルという、ゲーミングモニターとして優れたスペックを備えたG3223Qは、同等ののスペックを有する競合製品に比較すると、非常にコストパフォーマンスが高いです。

特に注目すべきは、同価格帯の製品では稀にみる「DisplayHDR600」への対応です

DisplayHDRに対応していない製品や、DisplayHDR400の製品に比べ、G3223Qはゲームの明暗部や色彩を非常にリアルに再現します。これにより、ゲームの世界に入り込んだかのような没入感を体験することができます。

お金に余裕があり過ぎたら、また違った選択をしてたかも…

ただし、価格が10万円を超えている場合は、他の製品との価格差が小さくなるので、他製品も選択肢に入ってきます。それでも、G3223Qのコストパフォーマンスを考慮すれば、選択肢の上位に入ります。

DELL G3223G 悪い点

悪い点

  • 入力端子が少なく、USB Type-C入力に対応していない
  • スピーカーが搭載されていない
  • USBやイヤホン差込口が画面下にある

入力端子が少なく、USB Type-C入力に対応していない

HDMI2.1端子が2個、DisplayPort端子が1個の合計3つの入力端子しかありません。もし3台を超えるデバイスを接続する場合は、切替器等を使用して入力の切替を行う必要があります。

私の環境では、PlayStation5をHDMI接続して、仕事用PCとプライベート用PCはUSB-Cドッキングステーション経由でHDMI接続しています。PS5は4K120Hzまで使用でき、PCに関してはリフレッシュレートを考慮せずに接続しています。

DIsplayPortって、あんまり使う事ないですよね…

また、G3223QはUSB Type-C入力に対応していません。そのため、Type-Cケーブル一本でノートPCと接続してケーブルをスッキリまとめることができません。

給電対応のType-C入力を搭載すると価格も上がってしまうので、これはコストカットされている部分なのかなと思います。

USB Type-C接続が必須な方、複数のデバイスをスムーズに切り替えたい方は、他製品の検討をオススメします。

スピーカーが搭載されていない

G3223Qには内臓スピーカーが搭載されていません。ヘッドホンやホームシアターシステムを使用する方にとっては関係ないかもしれませんが、スピーカーから音を出してゲームしたい私には大きな問題です。

机が狭いので、スピーカーを設置するスペースの確保も困難で、ケーブル類が増えてしてしまうのも気になります。

私の様に音響設備に拘りがない場合は、モニター内臓スピーカーはあると嬉しい機能です。G3223Qには内臓スピーカーが搭載されていないので、購入を躊躇する理由の一つでした。

スピーカーを探す楽しみがあったのは内緒

現在は、格安の外付けスピーカーを購入して接続して使用しています。配線のゴチャゴチャを解消したいです。

USBやイヤホン差込口が画面下で使い辛い

USBポートやイヤホンジャックがモニターの下部に設置されているのは利便性を追求した設計だと思われますが、キーボードもマウスも無線なのでモニター前面から抜き差しできて便利なものは一つも接続する予定がありません。

私の様にスピーカーの音声入力をイヤホンジャックから、また電源供給をUSBから行うといった接続したら抜き差ししないような使い方では、前面から余分なケーブルが見えてしまうだけの設計ミスとしか思えません。

配線は極力見えない様にしたいですよね

さらに、モニターアームでモニターを位置を自由に動かせるようにした場合でも、下向きにケーブルが飛び出ているのでモニターを下方向に動かす範囲が制限されてしまいます。

モニター下に何かを配置する場合も、モニター下部に搭載された下向きのUSBポート、イヤホンジャックは使いづらさを感じるでしょう。

私はL字のコネクタを使って画面裏側にポートが向くようにしていますが、それでもL字コネクタが目立ってしまいます。そのため、よりスリムなL字コネクタを使用し、前面から見えないように改善したいと思います。

VESA DisplayHDRについて

DELL G3223Qが認定を受けている「VESA DisplayHDR 600」とは何なのか。

DisplayHDRとは、VESA( Video Electronics Standards Association)が策定したHDRの標準規格です。

モニターの表示に関する規格を作ったから、モニター買う時に参考にしてねって規格です。

HDR10とDisplayHDRは違う

モニターの紹介文等に「HDR10対応」って記載されているのは、映像データの規格なので注意してください

HDR10対応モニターということは、「HDR10の映像データを出力できるモニター」ということで、モニターがHDR映像をどの程度忠実に再現できるかを表すものではありません

HDR対応のモニターって、モニター毎に性能が違うからどれ買っていいか分からない…

それじゃあ、簡単に比較出来るように規格策定してやるよ! by VESA

HDR10対応だから、HDRバリバリに効いてて滅茶苦茶綺麗な映像が出力されるわけではありません。モニターを選ぶ際は、「HDR10対応」よりも「DisplayHDR〇〇対応」を重視すると良いでしょう。

DisplayHDR の規格

DisplayHDRは、HDR対応モニターの表示性能を示す規格です。DisplayHDRは、以下の要件で性能のレベル分けがされています。

DisplayHDRの要件

  • 最小ピーク輝度
  • 色の範囲
  • 調光技術
  • 最大黒レベル輝度
  • バックライト調整の最大遅延時間

DisplayHDR〇〇の、○○の部分の数字が大きいほど性能が良くなります。

規格ピーク輝度色の範囲調光技術最大黒レベル輝度最大バックライト調整遅延時間
DisplayHDR400400sRGB画面レベル0.48
DisplayHDR500500WCGゾーンレベル0.18
DisplayHDR600600WCGゾーンレベル0.18
DisplayHDR10001000WCGゾーンレベル0.058
DisplayHDR14001400WCGゾーンレベル0.028
液晶パネル向け規格のみ抽出(OLEDパネル向けの規格は省いています)

400がエントリーレンジ、500と600がミドルレンジ、1000がハイレンジ、1400がトップレンジといった感じの棲み分けになっています。

DisplayHDR 600を選んでおけば大丈夫っしょ!

公式サイトによると、1000や1400はプロのコンテンツクリエイターのPCモニターを対象にしているとの事なので、一般的な使い方をする場合は、DELL G3223Gも認定を受けている「DisplayHDR 600」が丁度いいと思います

リフレッシュレートはどこまで追求するのか

個人的には、FPSは酔うのでやらないですし、競技レベルのゲーマーでは無いのでPS5の性能を最大限生かせる120Hzあれば十分だと思ってリフレッシュレート144HzのDELL G3223Qを選択しました。

リフレッシュレートとは、1秒間にモニターが画面上の画像を更新する頻度

リフレッシュレートとは、モニターが画面上の画像を1秒間に何回書き換えられるかを示しています。単位はHz。

リフレッシュレート144Hzのモニターは、1秒間に144回画像が更新されます。例えば60Hzと120Hzだと、120Hzの画面更新頻度は60Hzの2倍。

数字が大きく成る程、凄いって覚えておけばOK!

リフレッシュレートと合わせてフレームレート(fps)も気にした方がいい

リフレッシュレートとは別に、PCやPS5が1秒間にモニターに出力できる画像の枚数を示す「フレームレート(fps)」も重要になってきます。

例えば、フレームレートが30fpsのPCにリフレッシュレート144Hzのモニターを接続しても、PCから1秒間に30枚しか画像が届かないので、モニターに表示されるのも1秒間に30枚です。

逆にモニターの性能が悪くても、足を引っ張っちゃう

リフレッシュレートと解像度を両立するにはお金がかかる

上で書いたように、リフレッシュレートとフレームレートは低い方にあわせた性能しか出せないです。

そして、4K解像度で高フレームレートを出し続けられるスペックのゲーミングPCは、2023年現在では結構高額になってきます。

FPSやるならフレームレート優先ですかね

4K解像度を捨ててフレームレートを優先させるのであれば、フルHDの高リフレッシュレートなモニターの方がコスパが良いです。

PlayStation5と組み合わせるなら120Hz以上のモニター

PlayStation5はフレームレート120fpsまで出せるので、リフレッシュレート120Hz以上のモニターを選択するとPS5の性能が生かせます。

ただし、「対応ソフトはフレームレート120fpsで動作する」ということであって、全てのPS5ソフトが120fps対応しているわけではありません。

私が保有している「Need for Speed」や「Ghost of Tsushima」は、4K・60fps対応なのでリフレッシュレート144Hzのモニターは過剰スペックかもしれません。

モニターは頻繁に買い換えないから、多少過剰スペックでも良し!

DELL G3223Qは、こんな人にオススメ

DELL G3223Qは、以下の様な人にオススメしたいです。

オススメな人

  • PlayStation5がメインで、ゲーミングPCは持っていない or あまり使わない
  • FPSゲームは基本的にやらない or 多少やるが周りと競う気は無い
  • 仕事、動画鑑賞等ゲーム以外で使用する頻度が高い
  • とりあえず、10万円以内で納めたい

画面サイズが大きいためFPSでは視線移動が多くなり過ぎて大変だと思います。

また、FPSは解像度よりリフレッシュレートが優先されると思いますので、フルHDでリフレッシュレート144Hzを超える製品を選択した方がいいでしょう。

RPGや比較的ユックリ楽しめるゲームは大画面の迫力と4K解像度の繊細さで没入感のあるゲーム体験ができます。

32インチの大画面は、ゲーム以外に使う頻度が高い人にもオススメです。

32インチは奥行60cmの机に置いてギリギリ視線移動だけで画面全体が見渡せるサイズだと思います。

フルHDモニターを2台並べていた頃に比べて、モニター間の移動が発生せず視線移動だけで済むため、作業中に頭を動かす回数が減りました。

まとめ:10万円以下ならDELL G3223Qは後悔ない選択

DELL G3223Qは、発売当初からその優れたコストパフォーマンスにより多くのユーザーから支持を受けてきました。

32インチの大画面で4K解像度を実現し、複数画面作業も可能。さらにPlayStation5の性能を十分に引き出すスペックを持ち合わせており、4Kゲーミングモニターとしては最高のコスパを誇ります。

しかし、入力端子の数が少ないこと、USB Type-C入力に対応していないことは、一部のユーザーにとっては大きなマイナスポイントになります。

また、内蔵スピーカーがなく、USBやイヤホンの差込口が画面下にあるのは、一部の使い方によっては不便さを感じるかもしれません。

それでも、これらのデメリットを上回るメリットがG3223Qにはたくさんあります。

特に、4Kゲーミングモニターを初めて購入する方にとって、G3223Qは機能性と価格のバランスに優れた非常にオススメの一台です

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  • この記事を書いた人

まさじぃ

ダメプログラマ歴17年です。 プログラミング関連の事や、 自分で使って良かったもの等の紹介をメインにやっています。

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