【ELECOM EX-G レビュー】トラックボール歴2年半の内9割の時間を共にした愛機

トラックボールを使い始めてから2年半経っていたまさじぃです。

机のスペースが狭くてマウスを動かす場所に困っている方、長時間のマウス使用で腱鞘炎に悩んでいる方、あるいはLogicool M575Sを試してみたけれど満足できなかった方、そんな問題を感じていませんか?

そんな方々にピッタリなのが、ELECOMのトラックボールマウス「EX-G M-XT3DR」。

私自身、幅60cmの机で作業していた頃、スペースが無くてマウスを頻繁に浮かせる必要がありました。しかし、ELECOM EX-Gに変更してからは、スペースを気にせずに済むようになりました。

また、少しの期間「Logicool M575S」を使っていましたが、使い勝手やカーソルの移動感ではELECOM EX-Gの方が優れていると感じています。

結論:トラックボールマウスをお探しの方には、ELECOM EX-G M-XT3DRの赤玉がオススメです。

ELECOM EX-G M-XT3DRのスペック

インターフェースUSB
対応OSWindows 11、Windows 10、Windows RT8.1、Windows 8.1、Windows 7、
Windows Vista、Macintosh OS X 10.10
※Windows RT8.1では横スクロール機能は使用できません。
分解能750/1500カウント(切り替え可能)
電波周波数2.4GHz帯
電波到達距離磁性体(鉄の机など)の上で使用する場合:3m
非磁性体(木の机など)の上で使用する場合:10m
読取り方式光学センサー方式
ボタン数6個 ※ホイールボタン含む
ホイール数1個
横スクロール機能
連続動作時間ローエナジーモード:約125時間
ハイスピードモード:約76時間
連続待機時間ローエナジーモード:約694日
ハイスピードモード:約694日
想定電池使用期間ローエナジーモード:約273日
ハイスピードモード:約176日
※1日8時間のパソコン操作中5%をマウス操作に割り当てた場合
電源(本体)単3形アルカリ乾電池
単3形マンガン乾電池
単3形ニッケル水素電池のいずれか1本
外形寸法
(マウス本体)
幅94.7mm×奥行124.4mm×高さ47.9mm
質量
(マウス本体)
約128g ※電池を含まず

ボールは黒玉と赤玉を選択可能

私が購入した当時は、黒玉のモデルしかなく、赤玉はオプションとして別売りされていました。

記事執筆時点(2023年8月)では、黒玉モデル(M-XT3DRBK)と赤玉モデル(M-XT3DRBK-G)が販売されています。

黒玉と赤玉の両方を使った経験から、私は赤玉をオススメします。

赤玉の方がカーソルの動きが正確で、より安定した印象があります。黒玉では時々カーソルが変な動きをすることもありましたが、赤玉に交換してからはそのような問題は発生していません。

特に黒で統一したい理由がなければ、赤玉モデルが最良の選択だと思います

ELECOM EX-G M-XT3DRのデザイン

M-XT3DRは、親指でボールを操作するタイプのトラックボールマウスとなっています。

「M-XT4DR」という左手用のものもあるので、左利きの人や左手で使いたい方は、M-XT4DRを選択すると良いでしょう。

M-XT3DRは6個のボタンを搭載して、ボタンの機能割当も可能

ボタンはホイールクリックも含めて6ボタンとなっております。

左ボタンの左側に戻るボタンと進むボタン、右ボタンの右側にブランクのボタンがあります。

左ボタンや右ボタン、ブランクボタンは、クリックすると結構大きな音で「カチッ」と音がします。

オフィスやカフェ等では問題無い音量かと思いますが、図書館の様に静かな環境では気になる音量です。

静音タイプではないので使う場所を選ぶかも…

また、戻るボタン、進むボタンは、「カチッ」という音ではなく「ポコ」「ポキ」って感じの音で音量も小さめです。

左ボタン、右ボタン、ブランクボタンのスイッチには、耐久性能において信頼性の高いOMRON社製の1000万回耐久スイッチが採用されています。

設定ツールで各ボタンの動作を設定することが可能です。

M-XT3DRのホイールはチルトホイール搭載

ホイールは、回す際にカリカリする様な引っかかりのあるタイプで、滑らかな回転ではありません。

引っかかりのあるタイプなので、一コマだけ動かす様な事も簡単に出来るのが利点です。

また、ホイールを回すだけではなく、左右に傾けることで左右にスクロールできるチルトホイールを搭載。Excel等の横に長い画面の操作で力を発揮します。

M-XT3DRのカタチは手のひらにフィットする

ニギリ方は、手を上から乗せる様な感じになります。マウスやデスクに手がべったりと接するので長時間の使用でも苦になりません。

手を乗せる感じなので、小指側はデスクから離れていますが、手のひらがマウスにフィットしているため変な力が入ったりはしません。

普通のマウスと同じようなフィット感なので、マウスからの乗り換えでも違和感が少ないです。

人体の構造的には、もっと傾斜がついていた方が手を置いたときに手が自然な状態に近づくのですが、2年以上使っていても問題ありません。

M-XT3DRは分解能を750と1500で簡単に変更できる

マウスの分解能・DPI(Dot Par Inch)は、マウスを動かした際に画面上のポインタがどれだけ移動するかを表しています。

例えば、M-XT3DRの分解能750では、ボールを1インチ(2.54cm)動かすと750ドット分移動します。

分解能が大きくなればなるほど、少ないボール操作で画面上のポインタを大きく移動させることが可能になります。

M-XT3DRは、ホイール部分に切替スイッチがついており、設定画面等を開かなくても750/1500を切り替え可能。

私は、750で使う事が多いです。1500だと感度が良すぎてボールの操作に集中しなきゃならなくて扱い辛いと思います。

ELECOM EX-G M-XT3DRの良い点

M-XT3DRの良い点

  • カーソルの動きが優れている
  • チルトホイール搭載で横スクロールが便利
  • DPIの変更が手軽にできる

カーソルの動きが優れている

カーソルの動きが非常にスムーズで使いやすいです。これが操作性の良さにつながっています。

フルHDモニターと4Kモニターのマルチモニター環境でも、端から端へのカーソル移動が驚くほどスムーズです。

親指で操作する設計のため、細かい操作は少々難しいかもしれませんが、反応が良い方が扱いやすいと感じます。

チルトホイール搭載で横スクロールが便利

M-XT3DRにはチルトホイールが搭載されており、Excelなどの横長の画面での横スクロールが格段に楽になります。

通常のスクロールバーで操作する場合、カーソルを画面の下に移動させてスクロールし、再び元の位置に戻るといった複数の手順が必要です。

しかし、チルトホイールを使用すると、ホイールを左右に倒すだけで簡単に横スクロールができます。これにより、指一本で操作が完了します。

ただし、一部のアプリやOSでは横スクロールに対応していない場合もあるので、その点には注意が必要です。

DPIの変更が手軽にできる

M-XT3DRでは、本体の上部に配置されたスイッチで簡単にDPIが変更できます。

本体裏側や専用の設定ツールでの変更となると手間がかかりますが、M-XT3DRでは本体上部にスイッチがあるため、その手間が不要です。

ただし、頻繁にDPIを変更する人には便利ですが、それ以外の場合はオマケ程度と考えてもよいでしょう。

ELECOM EX-G M-XT3DRの悪い点

ポイント

  • Bluetooth接続に対応していない:接続手段が限定される
  • ボタンの割り当て設定がマウスに保存されない

Bluetooth接続に対応していない:接続手段が限定される

M-XT3DRは、USB-TypeAのドングルを使った2.4GHz無線通信のみに対応しています。

Bluetoothが搭載されていない理由は不明ですが、接続手段が限られている点は短所です。

特に、USB-TypeA端子がないノートPCでは使用できないため、その点も注意が必要です。

ボタンの割り当て設定がマウスに保存されない

M-XT3DRでは、設定ツールを使ってボタンの機能を変更できますが、これらの設定はマウス自体に保存されません。

この設定はPC上で動作するため、異なるPCにマウスを接続すると設定は引き継がれません。

設定ツールがインストールできない環境では、ボタンの機能変更は不可能です。

ELECOM EX-G M-XT3DR まとめ

トラックボールマウスを使い始めてから2年半で、M-XT3DR→M575S→M-XT3DRと途中M575Sを使用していましたが、9割はM-XT3DRを使用しています。

M575Sに比べて人気は無いですが、カーソルの動きはM575Sより優れていると思います。

また、M575Sには搭載されていないチルトホイールは、一度使ってしまうと無くてはならない機能になってしまいます。

トラックボールマウスデビューしたい人や、M575S使ったけど合わなかった人には、全力でオススメします。

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  • この記事を書いた人

まさじぃ

ダメプログラマ歴17年です。 プログラミング関連の事や、 自分で使って良かったもの等の紹介をメインにやっています。

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